VWAPトレンドフォロー戦略の検証(2025/09/02 米国株寄り付き)

Nasdaq100のデイトレード検証 記録です。
VWAP(出来高加重平均価格)を軸に、2025年9月2日の寄り付き前後を分析しました。

免責事項

本記事は筆者自身のトレード検証記録であり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任でお願いします。

要約

2025年9月2日の米国株式市場(NQ1!先物)の寄り付き後を、VWAP(出来高加重平均価格)を軸にしたトレンドフォロー戦略 で検証しました。

  • 初動はISM製造業指数発表直後に一時上昇するも、VWAPに届かず反落
  • 23:02ショートは建値撤退(±0)
  • 00:07再ショートはQQQ 560付近をターゲットとし+70pt獲得
  • VWAPを背にした順張りは有効だったが、指標直後のノイズ対応に課題あり

市場環境

  • 22:30 寄り付き
    VWAPは下向きでスタート。寄り付き前まで下落傾向が続き、節目付近で寄り付いたため、
    反発するのか、下落が継続するのかを慎重に観察していました。
     ORH(Opening Range High=寄り付き直後の高値):23,177.75
     ORL(Opening Range Low=寄り付き直後の安値):23,025.25
    ORHとORLは寄り付き後15分間の高値と安値を示しています。
    → この時点では一時的に反発傾向を示していた。
  • 23:00:ISM製造業指数発表(市場予想比でやや弱い結果
    → 発表直後は一時上昇するも、VWAPを上抜けられずに反落

この時点での判断:VWAPで反落後、下落し続けるかどうか

ISM発表後、一時上昇するもVWAPに届かず反落

トレード事例

赤矢印:エントリー位置 / コメント:決済タイミング

23:02 ショート(建値撤退)

  • 狙い:VWAP上抜け失敗を確認してショート。
  • 結果:23:22に建値撤退(±0)。
  • 振り返り:指標発表後は一度下落したが、その後反発し、建値で決済することになった。初動は様子見を優先し、ロット軽めで対応するべき場面だった

00:07 再ショート(成功トレード)

VWAP下向きであり、再度ショートエントリー。

  • 狙い:下落トレンド継続を確認して追っかけショート。
  • 結果:+70pt
    00:40 一部利確、00:56 全利確
  • 利確ターゲット:QQQ 560付近を意識。
  • 振り返り:事前にターゲットを決めていたことで迷いなく決済できた。

学びと反省

寄り付き前の下落と節目意識

  • 寄り付き前まで下落が続き、寄り付き時点では節目付近に到達していた。
  • そのため、寄り付き後は反発するのか下落継続かを慎重に見極める必要があった。
  • 初動から積極的に仕掛けるのではなく、まずは観察を優先する意識が重要。

ISM発表後の動きと初動ショートの判断

  • ISM発表直後は大きな乱高下はなく、一度上昇してVWAPに届かず反発した動きを確認して23:02にショートエントリー。
  • その後は下落が進んだが、一度反発して建値まで戻る展開に。
  • 指標発表直後の高値は越えずに再度下落へ転じたものの、初動ポジションは建値決済に終わった。

VWAPを基準にした順張りの重要性

  • この日はVWAPを明確に上抜けられず、下落トレンドが優勢であった。
  • VWAPを背にした順張りを意識することで、方向感のブレを防げると再確認。

利確ターゲット設定の効果

  • 00:07ショートでは、事前にQQQ 560付近を利確ターゲットとして設定していたため、迷いなく決済できた。
  • 感情的な判断を避けるためにも、事前にターゲットを決めておく習慣が有効であると実感した。

まとめ

  1. 寄り付き前から下落基調が続き、寄り付きは節目付近でスタート。
    初動は反発するのか下落が継続するのかを慎重に観察する必要があった。
  2. ISM発表直後は一度上昇するもVWAPに届かず反発。
    23:02にショートエントリーするが、反発で建値決済となり、その後は再び下落に転じた。
  3. 00:07の再ショートは計画通りに進み+70ptを獲得。
    VWAPを基準にした順張りは有効であり、初動は観察を優先し、指標直後はポジションサイズを抑えるなどリスク管理を徹底することが次回の課題。

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